“廿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたち47.6%
にじゅう28.6%
にぢう4.8%
あまん4.8%
にじつ4.8%
にじふ4.8%
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あねいもと數多かずおほ同胞はらからをこしてかたぬひげのをさなだちより、いで若紫わかむらさきゆくすゑはとするこヽろ人々ひと/″\おほかりしが、むなしく二八のはるもすぎて今歳ことし廿はたちのいたづらぶし
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
また廿にじゅう六歳位だった同行の菊五郎は、日常ひごろの茶目もなく、はじめて学者の世界を覗くので、とても神妙な態度だった。
古い暦:私と坪内先生 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
これ廿にぢう四年の六月が初刊しよかんであつたが、例の九号にもおよばずしてまためてしまつたのです、小栗風葉をぐりふうえふの会員のうちから出たので、たくに来たのは泉鏡花いづみきやうくわさきですが
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
屈辱を忍んで現在の境遇に廿あまんじてさえいれば、金と女とには不自由せずにいられるのだ、という事をもはっきりと意識した。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ことに明日あした逢ふ時に、どんな態度で、どんな事を云ふだらうと其光景が通りにも廿にじつ通りにもなつて色々にる。三四郎は本来からんな男である。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
廿にじふ世紀は横を向く
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
而して昨三十七年十二月廿日栃木県会ハ夜半密かに秘密会議を開き、陽に土木治水費中堤防修築費と称し陰に谷中村買収の意味を含まして曖昧なる土木費を議決したり。
非常歎願書 (新字旧仮名) / 田中正造(著)