“廿三”の読み方と例文
読み方割合
にじゅうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このよしをはなしたのである、同氏の家にはあと二日ばかり厄介やっかいになって、私が京都に帰ったのは、すなわ廿三にじゅうさん日の昼であった、家へ帰って、聞くとその娘は廿一日にじゅういちの夜に死んだ、今日が
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
思えば私は随分と家庭の安穏を壊わす仲立を勤めた。父母と兄夫婦の間も折合がうまくいかなかった。遂に一家は離散しなければならぬなりゆきに立ち到った。私の廿三にじゅうさんの年の暮のことである。
前途なお (新字新仮名) / 小山清(著)
廿三にじゅうさん日小山の停車塲にて長塚とたもとわかつ。長塚は郷里岡田へ帰るなり。
滝見の旅 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)