滝見の旅たきみのたび
七月十五日は根岸庵の会日なり。十七日にいでたたんと長塚に約す。十六日夕より雨ふりいでて廿日に至りて猶やまず。 長雨のふらくやまねば二荒の瀧見の旅を行きがてにすも 根岸庵よりされ歌来る。 藁ずきの紙にもあるか君が身は瀧見に行かず雨づゝみする …