“二荒”の読み方と例文
読み方割合
ふたら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくる晩は宇都宮に着いたが、その翌日もひるすぎまでここに逗留して、伝兵衛は澹山を案内して二荒ふたら神社などに参詣した。
半七捕物帳:33 旅絵師 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
神明とあるのを広く解して諸の神祗とするもよし、又狭い意味で之を地主神である二荒ふたら山神と解しても差支ないであろう。
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
下野の二荒ふたらなどでは、祭の日にわざわざ御狩と称して、猪鹿を狩ってそれを生贄に祭ったという事もないではなかった。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)