“方等”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はうとう50.0%
ほうとう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
般若はんにや方等はうとうの谷、荒澤の谷、田母澤たもざはの谷、すべて美しいシインを到る處に開いた。瀧の多いのも無論その峽谷の色彩を複雜にしてゐるが、それよりも何よりも水の美しいのが好かつた。
日光 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
屏風巌をめぐりて般若はんにゃ方等ほうとう二つの滝の見ゆる処に出ず。谷を隔ててやや遠く見たるなかなかに趣深く覚ゆ。ここより五十ばかりの人道づれとなりて行く。草履をはき下駄を手に提げたり。
滝見の旅 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)