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にぢう
ふりがな文庫
“にぢう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
二重
66.7%
廿
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二重
(逆引き)
翌日
(
よくじつ
)
眼
(
め
)
が
覚
(
さ
)
めると、依然として
脳
(
のう
)
の中心から、
半径
(
はんけい
)
の
違
(
ちが
)
つた
円
(
えん
)
が、
頭
(
あたま
)
を
二重
(
にぢう
)
に仕切つてゐる様な心持がした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
聲
(
こゑ
)
も
震
(
ふる
)
へ、
身
(
み
)
も
慄
(
をのゝ
)
いて、
私
(
わたし
)
たち
二十人
(
にじふにん
)
餘
(
あま
)
りを
慌
(
あわたゞ
)
しく
呼寄
(
よびよ
)
せて、あの、
二重
(
にぢう
)
三重
(
さんぢう
)
に、
白
(
しろ
)
い
膚
(
はだ
)
に
取圍
(
とりかこ
)
ませて、
衣類
(
きもの
)
衣服
(
きもの
)
の
花
(
はな
)
の
中
(
なか
)
に、
肉身
(
にくしん
)
の
屏風
(
びやうぶ
)
させて、
一
(
ひと
)
すくみに
成
(
な
)
りました。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昨夕
(
ゆふべ
)
飲んだ
麦酒
(
ビール
)
は
是
(
これ
)
に
比
(
くら
)
べると
愚
(
おろか
)
なものだと、代助は
頭
(
あたま
)
を
敲
(
たゝ
)
きながら考へた。
幸
(
さいはひ
)
に、代助はいくら
頭
(
あたま
)
が
二重
(
にぢう
)
になつても、脳の活動に
狂
(
くるひ
)
を受けた事がなかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
たゞ始終論理に苦しめられてゐたのは事実である。それから
時々
(
とき/″\
)
、
頭
(
あたま
)
の
中心
(
ちうしん
)
が、
大弓
(
だいきう
)
の
的
(
まと
)
の様に、
二重
(
にぢう
)
もしくは
三重
(
さんぢう
)
にかさなる様に感ずる事があつた。ことに、
今日
(
けふ
)
は
朝
(
あさ
)
から
左様
(
そん
)
な心持がした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
にぢう(二重)の例文をもっと
(2作品)
見る
廿
(逆引き)
是
(
これ
)
は
廿
(
にぢう
)
四年の六月が
初刊
(
しよかん
)
であつたが、例の九号にも
及
(
およ
)
ばずして
又
(
また
)
罷
(
や
)
めて
了
(
しま
)
つたのです、
小栗風葉
(
をぐりふうえふ
)
は
此
(
こ
)
の会員の
中
(
うち
)
から出たので、
宅
(
たく
)
に来たのは
泉鏡花
(
いづみきやうくわ
)
が
先
(
さき
)
ですが
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
翌
(
よく
)
廿
(
にぢう
)
三年の七月になると、
未
(
ま
)
だ
妄執
(
まうしう
)
が
霽
(
は
)
れずして、
又々
(
また/\
)
江戸紫
(
えどむらさき
)
と
云
(
い
)
ふのを出した、
是
(
これ
)
が九号の
難関
(
なんくわん
)
を
踰
(
こ
)
へたかと思へば、
憐
(
あはれ
)
むべし、
其
(
そ
)
の
歳
(
とし
)
の
暮
(
くれ
)
十二号にして、
又
(
また
)
没落
(
ぼつらく
)
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
広津
(
ひろつ
)
と知つたのは、
廿
(
にぢう
)
一年の春であつたか、
少年園
(
せうねんゑん
)
の
宴会
(
ゑんくわい
)
が
不忍池
(
しのばず
)
の
長酡亭
(
ちやうだてい
)
に
在
(
あ
)
つて、
其
(
そ
)
の
席上
(
せきじやう
)
で
相識
(
ちかづき
)
に
成
(
な
)
つたのでした、
其頃
(
そのころ
)
博文館
(
はくぶんくわん
)
が
大和錦
(
やまとにしき
)
と
云
(
い
)
ふ小説雑誌を出して
居
(
ゐ
)
て
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
にぢう(廿)の例文をもっと
(1作品)
見る
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