“宴会”のいろいろな読み方と例文
旧字:宴會
読み方割合
えんかい77.8%
うたげ3.7%
えんくわい3.7%
さかもり3.7%
のみかい3.7%
ゑんくわい3.7%
ウタゲ3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、お話かわって、この国の王さまが大きな宴会えんかいをもよおすことになりました。その宴会は、三日もつづくことになっていました。
飛鳥あすか、奈良のころも、四季のたのしみや、宴会うたげ、歌むしろは、ずいぶん、おおらかに、それが天賦てんぷの自然生活でもあるように送って来たこの国の人びとではあったが、こう
きみはあれから奥州あうしう塩竈しほがままでつたか、相変あひかはらず心にけられて書面しよめんおくられて誠にかたじけない、丁度ちやうど宴会えんくわいをりきみ書状しよじやうとゞいたから、ひらおそしと開封かいふうして読上よみあげた所が、みんな感服かんぷくをしたよ
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
『女房を見せろ。花嫁御を! アッアッアッアッ山の神を! 婚礼の宴会さかもりは充分だ! 早く嫁御寮よめごりょうを見せてくれ!』
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
近頃は作者夥間なかまも、ひとりぎめに偉くなって、割前の宴会のみかいの座敷でなく、我が家の大広間で、脇息きょうそくと名づくる殿様道具のおしまずきって、近う……などと、若い人たちをあごさしまね剽軽者ひょうきんものさえあると聞く。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
広津ひろつと知つたのは、廿にぢう一年の春であつたか、少年園せうねんゑん宴会ゑんくわい不忍池しのばず長酡亭ちやうだていつて、席上せきじやう相識ちかづきつたのでした、其頃そのころ博文館はくぶんくわん大和錦やまとにしきふ小説雑誌を出して
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)