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几
ふりがな文庫
“几”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つくえ
74.2%
き
12.9%
おしまずき
6.5%
つくゑ
3.2%
ツクエ
3.2%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つくえ
(逆引き)
主人は窓の隙からそっと覗いてみると、
几
(
つくえ
)
のそばには二本の大きい蝋燭を立てて、緋の着物の人が几に倚りかかって書物を読んでいた。
中国怪奇小説集:15 池北偶談(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
几(つくえ)の例文をもっと
(23作品)
見る
き
(逆引き)
けたたましい動物の
叫
(
さけ
)
びと共に
眼
(
め
)
を
瞋
(
いか
)
らして
跳
(
と
)
び
込
(
こ
)
んで来た青年と、
圜冠句履
(
えんかんこうり
)
緩
(
ゆる
)
く
玦
(
けつ
)
を帯びて
几
(
き
)
に
凭
(
よ
)
った温顔の孔子との間に、問答が始まる。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
几(き)の例文をもっと
(4作品)
見る
おしまずき
(逆引き)
一抱えに余る柱を立て並べて造った
大廈
(
おおいえ
)
の奥深い広間に一間四方の炉を切らせて、炭火がおこしてある。その向うに
茵
(
しとね
)
を三枚
畳
(
かさ
)
ねて敷いて、山椒大夫は
几
(
おしまずき
)
にもたれている。
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
几(おしまずき)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
つくゑ
(逆引き)
訳者の名は全然不明である。この夏、
北京
(
ペキン
)
の
八大胡同
(
はちだいことう
)
へ行つた時、或
清吟小班
(
せいぎんせうはん
)
の妓の
几
(
つくゑ
)
に、漢訳のバイブルがあるのを見た。天路歴程の読者の中にも、あんな麗人があつたかも知れない。
本の事
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
几(つくゑ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ツクエ
(逆引き)
佻易
(
チョウイ
)
ニシテ威ナク、音楽ヲ好ミ、
倡優
(
ショウユウ
)
、
側
(
カタワラ
)
に在リ、被服
軽絹
(
ケイケン
)
、常ニ
手巾
(
シュキン
)
細物
(
サイブツ
)
ヲ入レタル
小嚢
(
コブクロ
)
ヲ懸ケ、人ト語ルニハ
戯弄
(
ギロウ
)
多ク、
歓
(
ヨロコ
)
ンデ大笑スルトキハ、頭ヲ
几
(
ツクエ
)
ニ没スルマデニ至リ
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
几(ツクエ)の例文をもっと
(1作品)
見る
几
漢検1級
部首:⼏
2画
“几”の類義語
卓子
表
卓
“几”を含む語句
床几
几帳面
几帳
牀几
几案
几董
床几場
几上
浄几
明窓浄几
几圭
樽床几
香几
平几帳面
袖几帳
陶器床几
御床几
高几董
竹床几
祭几
...
“几”のふりがなが多い著者
蒲 松齢
ヴィクトル・ユゴー
中島敦
吉川英治
田中貢太郎
岡本綺堂
森鴎外
永井荷風
芥川竜之介
泉鏡花