“香几”の読み方と例文
読み方割合
こうづくえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには紅女や老婆が門口をふさぐように集まっていた。成の細君もそのいえへ入っていった。そこには密室があってすだれを垂れ、簾の外に香几こうづくえがかまえてあった。
促織 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
そして、両側の柱には四幅しふくの絵をけて、その中間になった所にも何かの神の像をえがいた物を掛けてあった。神像の下には香几こうづくえがあって、それには古銅の香炉こうろ花瓶かびんを乗せてあった。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
神像の下には香几こうづくえがあって、それには古銅の香炉と花瓶を乗せてあった。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)