“つくゑ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
53.2%
25.5%
食卓4.3%
卓子4.3%
祭壇4.3%
書案2.1%
2.1%
机卓2.1%
香案2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをおもふと、つくゑむかつたなりで、白米はくまいいてたべられるのは勿體もつたいないとつてもいゝ。非常ひじやう場合ばあひだ。……かせがずにはられない。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
校長も、年長としうへの生徒に案内をさせる為に待たしてあるといふので、急いで靴を磨いて出懸けた。出懸ける時に甲田のつくゑの前へ来て
葉書 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それ血の完全にして、渇ける脈に吸はるゝことなく、あたかも食卓つくゑよりはこびさらるゝ食物くひもののごとく殘るもの 三七—三九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
其日そのひからかぞへて丁度ちやうど一週間前いつしうかんまへ夜學やがくかつたころで、晝間ひるま通學生つうがくせいかへつてしまひ、夕飯ふゆはんんで、わたし部屋へや卓子つくゑうへで、燈下とうか美少年録びせうねんろくんでた。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
君の祭壇つくゑの上ならで
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
狐の妖魅えうみをなす事和漢わかんめづらしからず、いふもさらなれどいふ也。われ雪中にはあかりをとらんため、二階のまどのもとにて書案つくゑる。
仲冬のすゑ此人居間ゐまの二階にて書案つくゑによりて物をかきてをられしが、まどひさしさがりたる垂氷つらゝの五六尺なるがあかりにさはりてつくゑのほとりくらきゆゑ
訳者の名は全然不明である。この夏、北京ペキン八大胡同はちだいことうへ行つた時、或清吟小班せいぎんせうはんの妓のつくゑに、漢訳のバイブルがあるのを見た。天路歴程の読者の中にも、あんな麗人があつたかも知れない。
本の事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
君がかはゆげなる机卓つくゑの上に
宿命 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
白日まひるをわがせい香案つくゑ——君が
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)