“づくえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
卓子25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わずかに五十ついばかりの列めぐりおわるとき、妃はかんむりのしるしつきたる椅子にりて、公使の夫人たちをそばにおらせたまえば、国王向いの座敷なるかるたづくえのかたへうつりたまいぬ。
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その日光に照らされて、書き物卓子づくえが明るく輝き、一枚の図案を照らしている。図案というより模様と云った方がいい。微妙な単純な斑紋を持った、一個ひとつの蝶の模様である。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
何時も何かつまらないやうな、物足りぬ顔で大きな古づくえの前に坐り込むでゐるが、飽きるとゴロリ横になツて、貧乏揺をしながら何時とはなく眠ツて了ふ。
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)