“しよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シヨク
語句割合
19.6%
17.0%
15.2%
嗜欲8.9%
6.3%
6.3%
嗜慾5.4%
4.5%
4.5%
2.7%
私慾2.7%
1.8%
私欲1.8%
0.9%
子翼0.9%
恣欲0.9%
翅翼0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みゝづくでずるあんまは、容體倨然として、金貸して、借家周旋強要する……どうやら小金でその新築をしたらしい。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
汲上ぐる釣瓶神樂騷然雜然ありてするはく、ありてえざるはきにれり。
鉄槌の音 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
一念此處まりては今更らはすべき手段もなく、をとりても、はては學校きてもらきても、西行令孃姿だれてれぬに
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
天下国家をとしないでも、その暇に自分の嗜欲を満足する計をめぐらしても差支ない時代になっている。
文芸と道徳 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
薩州出身で未来の海軍大臣とまでされて居る松島だから、梅子別段不足もあるまいぢや無いか——モー九時過ぎた、是りや梅子飛んだ勉強の邪魔した
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
むは人情なるかも、ればをとにいたればをと諸願なければからず、つら/\へば無一物ほど氣樂なるはあらざるべし
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
偏屈人に対しては妙に心理洞察のカンのある彼は、食道楽であるこの中老紳士の舌を、その方面からんじてしまって、嗜慾をピアノの鍵板のように操った。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
で、今度の売立で、木瓜のは六千円といふ値にせり上げられたが、無事に生残つた飛青磁は大分見倒されて二千三百八十九円といふ事になつた。
天明丙午年は、不思議元日丙午皆虧があつた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
西洋の古い病理にタンペラマンを分つ類である。そして所謂年忌は形ととの相応せざるより生ずる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
私の父は代議士のに新聞社長と株式取引所の理事長をやり、私慾をはかればいくらでもけられる立場にいたが全く私慾をはからなかった。
石の思い (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
たとひ遠郷にゆきて年をても鳥をすれば必凶応あり、灵験煕々たる事此一を以て知るべし。されば遠郷近邑信仰の人多し。
〔譯〕游惰めて以て寛裕と爲すことれ。嚴刻を認めて以て直諒と爲すこと勿れ。私欲を認めて以て志願と爲すこと勿れ。
六時 明六時(卯) 東町奉行跡部良弼は代官二人に防備を命じ、大塩平八郎の母兄大西与五郎に平八郎をひて処決せしむることをす。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
人々は、その大言に驚いて、誰かとみると、帳下の幕賓蒋幹子翼というものだった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いましがたの切迫した争いを忘れたかのように、その表情は明るく、むしろうきうきしているし、万三郎を見る眼には、まえよりもじかな、情熱と恣欲があふれていた。
風流太平記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
請う、先生よ、余を愛したる念情はこれを他鳥に移せ。しかれども、余にもまた翅翼あり、なお飛揚の術を忘れず。
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)