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卓
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しよく
ふりがな文庫
“
卓
(
しよく
)” の例文
それから
卓
(
しよく
)
の
供物
(
くもつ
)
を
恰好
(
かつかう
)
よくして
居
(
ゐ
)
る
間
(
ま
)
に
總代等
(
そうだいら
)
は
箕
(
み
)
へ
入
(
い
)
れて
行
(
い
)
つた
注連繩
(
しめなは
)
を
樅
(
もみ
)
の
木
(
き
)
から
樅
(
もみ
)
の
木
(
き
)
へ
引
(
ひ
)
つ
張
(
ぱ
)
つて
末社
(
まつしや
)
の
飾
(
かざり
)
をした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
で、今度の
売立
(
うりたて
)
で、木瓜の
卓
(
しよく
)
は六千円といふ値にせり上げられたが、無事に生残つた飛青磁は
大分
(
だいぶん
)
見倒
(
みたふ
)
されて二千三百八十九円といふ事になつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
途で渇を覺えてとあるビイヤホオルに入ると、窓側の小さい
卓
(
しよく
)
を圍んで語つてゐる三人連の紳士が有つた。私が入つて行くと三人は等しく口を
噤
(
つぐ
)
んで顏を上げた。見知らぬ人達で有る。
所謂今度の事:林中の鳥
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
家
(
いへ
)
の子は
卓
(
しよく
)
にならべぬ。そのなかに
柑子
(
かうじ
)
の
匂
(
にほひ
)
。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
平瀬家の入札に先代赤星家の主人は、この香炉と
卓
(
しよく
)
とを七千円で
購
(
か
)
ひ取つた。出入の骨董屋の値ぶみで
卓
(
しよく
)
が千円、香炉が六千円といふ積りであつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
神官
(
しんくわん
)
は
小
(
ちひ
)
さな
筑波蜜柑
(
つくばみかん
)
だの
駄菓子
(
だぐわし
)
だの
鯣
(
するめ
)
だのを
少
(
すこ
)
しばかりづつ
供
(
そな
)
へた
卓
(
しよく
)
の
前
(
まへ
)
に
坐
(
すわ
)
つて
祝詞
(
のつと
)
を
上
(
あ
)
げた。
其
(
そ
)
れは
大
(
おほ
)
きな
厚
(
あつ
)
い
紙
(
かみ
)
へ
書
(
か
)
いたので、それを
更
(
さら
)
に
紙
(
かみ
)
へ
包
(
つゝ
)
んだのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
卓
(
しよく
)
の上
両手
(
もろて
)
を垂れて
瞑目
(
めつぶ
)
れば闇はにほひぬ。
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
その一つはこれに
木瓜
(
もくかう
)
の
青貝
(
あをがひ
)
螺鈿
(
らでん
)
の
卓
(
しよく
)
が添はつてゐた事で、今一つはこの香炉が
贋物
(
いかもの
)
であるといふ事であつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
神官
(
しんくわん
)
が
卓
(
しよく
)
の
横手
(
よこて
)
へ
座
(
ざ
)
を
換
(
かへ
)
て
一寸
(
ちよつと
)
笏
(
しやく
)
で
指圖
(
さしづ
)
をすると
氏子
(
うぢこ
)
の
總代等
(
そうだいら
)
が
順次
(
じゆんじ
)
に
榊
(
さかき
)
の
小枝
(
こえだ
)
の
玉串
(
たまくし
)
を
持
(
も
)
つて
卓
(
しよく
)
の
前
(
まへ
)
に
出
(
で
)
て
其
(
そ
)
の
玉串
(
たまくし
)
を
捧
(
さゝ
)
げて
拍手
(
はくしゆ
)
した。
彼等
(
かれら
)
は
只
(
たゞ
)
怖
(
お
)
づ/\して
拍手
(
はくしゆ
)
も
鳴
(
な
)
らなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
爛
(
ただ
)
れぬ——あなや、血はしと、と
卓
(
しよく
)
に
滴
(
したた
)
る。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
卓
常用漢字
中学
部首:⼗
8画
“卓”を含む語句
卓子
食卓
卓子掛
円卓
円卓子
洋卓
小卓
卓布
食卓布
書物卓
小卓子
卓上
贄卓
卓越
石卓
麻雀卓
茶卓子
卓上演説
大卓
卓子台
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