“円卓子”のいろいろな読み方と例文
旧字:圓卓子
読み方割合
まるテーブル43.8%
まるテエブル25.0%
まるテイブル12.5%
ラウンド・テーブル12.5%
パンサ・ロトンダ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
円卓子まるテーブルを中心にして、奥の箪笥の前にふき子が例の緑色椅子にいる。忠一が持って来たクラシックを熱心に繰っていた。
明るい海浜 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
大きな円卓子まるテエブルにつこうとして、さて、それがあんまり大き過ぎるので、何処へ坐ったらいいのかまごまごした。
恢復期 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
青唐草の被帛おほひをかけた円卓子まるテイブルが中央に、窓寄りの暖炉の周囲には、皮張りの椅子が三四脚。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
恰もキヤンドルの燭つた円卓子ラウンド・テーブルを空想するらしいのであるが僕はさういふ場合には直ぐに横を向いて哲学的なことを考へてゐるやうな顔をするのが癖となり
ライス・ワッフルの友 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「フランシス」「ベルナルドーネの若い騎士」「円卓子パンサ・ロトンダの盟主」などと声々に叫び立てながら、はぐれた伴侶なかまを探しにもどって来た。
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)