“榊”の読み方と例文
読み方割合
さかき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の前垂を持った商人あきんどらしい男が、威勢よく格子戸を開けて入って来た。一人は正太だ。今一人は正太が連れて来たさかきという客だ。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ある時、葛籠屋つづらやの店蔵に荒莚あらむしろを敷いた段をつくって、段上に丸鏡とさかきと燈明をおき神縄しめを張り、白衣の男が無中になって怒鳴っていた。
椎野しひの海軍中将、黒部くろべ陸軍少将、元群馬県知事名取なとりしゆん六氏、さかき予備主計監、総領事釜屋望かまやのぞむ氏、最後に浦川子爵と来賓一同が席に就く。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)