“荒莚”の読み方と例文
読み方割合
あらむしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時、葛籠屋(つづらや)の店蔵に荒莚(あらむしろ)を敷いた段をつくって、段上に丸鏡と榊(さかき)と燈明をおき神縄(しめ)を張り、白衣の男が無中になって怒鳴っていた。
更に雪明(ゆきあか)りで透(すか)して視(み)ると、土間の隅には二三枚の荒莚(あらむしろ)が積み重ねてあったので、お葉は之(これ)を持出(もちだ)して先(ま)ず框(かまち)の上に敷いた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
関翁を先頭(せんとう)にどや/\入ると、形(かた)ばかりの床(ゆか)に荒莚(あらむしろ)を敷いて、汚(よご)れた莫大小(めりやす)のシャツ一つ着(き)た二十四五の毬栗頭(いがぐりあたま)の坊さんが、ちょこなんと座(すわ)って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)