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荒莚
ふりがな文庫
“荒莚”の読み方と例文
読み方
割合
あらむしろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらむしろ
(逆引き)
ある時、
葛籠屋
(
つづらや
)
の店蔵に
荒莚
(
あらむしろ
)
を敷いた段をつくって、段上に丸鏡と
榊
(
さかき
)
と燈明をおき
神縄
(
しめ
)
を張り、白衣の男が無中になって怒鳴っていた。
旧聞日本橋:10 勝川花菊の一生
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
更に
雪明
(
ゆきあか
)
りで
透
(
すか
)
して
視
(
み
)
ると、土間の隅には二三枚の
荒莚
(
あらむしろ
)
が積み重ねてあったので、お葉は
之
(
これ
)
を
持出
(
もちだ
)
して
先
(
ま
)
ず
框
(
かまち
)
の上に敷いた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
関翁を
先頭
(
せんとう
)
にどや/\入ると、
形
(
かた
)
ばかりの
床
(
ゆか
)
に
荒莚
(
あらむしろ
)
を敷いて、
汚
(
よご
)
れた
莫大小
(
めりやす
)
のシャツ一つ
着
(
き
)
た二十四五の
毬栗頭
(
いがぐりあたま
)
の坊さんが、ちょこなんと
座
(
すわ
)
って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
荒莚(あらむしろ)の例文をもっと
(10作品)
見る
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
莚
漢検1級
部首:⾋
10画
“荒”で始まる語句
荒
荒野
荒唐無稽
荒磯
荒寥
荒涼
荒海
荒々
荒神
荒地
“荒莚”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
長谷川時雨
岡本綺堂
国枝史郎
吉川英治
夢野久作
寺田寅彦
野村胡堂
小川未明