“あらむしろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荒筵43.9%
荒莚24.4%
荒蓆14.6%
新筵9.8%
新莚4.9%
荒蓙2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒筵(あらむしろ)でもあることか、死骸を包んだのは真新しい備後表、縛った縄は、荷造り用のたくましい麻縄です。
更に雪明(ゆきあか)りで透(すか)して視(み)ると、土間の隅には二三枚の荒莚(あらむしろ)が積み重ねてあったので、お葉は之(これ)を持出(もちだ)して先(ま)ず框(かまち)の上に敷いた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それと向かい合った道側の雑草の上に、荒蓆(あらむしろ)が一枚敷いてあります。その上に彼は父親と二人でしゃがみました。
土下座 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
延喜式(えんぎしき)の古式にのっとって、前の年の寒のうちに屋敷の空地の清浄な地に、深さ二丈ばかりの大穴を掘り、そこに新筵(あらむしろ)を敷いて雪をつめた桐の大箱をおさめる。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
するとそこに、思いがけなくも信長自身が、近習たちと共に、新莚(あらむしろ)の上に立ちはだかっていて
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「面倒(めんどう)じゃ! 痩(やせ)浪人を荒蓙(あらむしろ)へのせて水の用意ッ」阿波守が呼ばわると、「はっ」と庭先にいた天堂一角や番士たち、あわただしく働いて、瞬間に成敗(せいばい)すべき死の座を作る。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)