“新筵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらむしろ80.0%
にいむしろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しごきで結わえたままの身体を新筵あらむしろの上に寝かされて、ひしと左右から寄り添いながら、男女共にその顔は、何の苦しみもなく少しのもがいたあとも見せず
延喜式えんぎしきの古式にのっとって、前の年の寒のうちに屋敷の空地の清浄な地に、深さ二丈ばかりの大穴を掘り、そこに新筵あらむしろを敷いて雪をつめた桐の大箱をおさめる。
顎十郎捕物帳:08 氷献上 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ごんごろがねはひとまず鐘楼しゅろうした新筵にいむしろをしいて、そこにおろされた。いつもしたからばかりていたかねが、こうしてよこからられるようになると、なにべつのもののようなへんかんじがした。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)