“荒蓙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらござ50.0%
あらむしろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湯から出て、浴槽から荒蓙あらござを敷いた二階へ昇る。戸もなく、荒板のままだ。四人は蓙の上へ裸形のまま休んでいると、上り口の方から、髪を無雑作に束ねた女の顔が出て
木曽御嶽の両面 (新字新仮名) / 吉江喬松(著)
面倒めんどうじゃ! やせ浪人を荒蓙あらむしろへのせて水の用意ッ」阿波守が呼ばわると、「はっ」と庭先にいた天堂一角や番士たち、あわただしく働いて、瞬間に成敗せいばいすべき死の座を作る。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)