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荒筵
ふりがな文庫
“荒筵”の読み方と例文
読み方
割合
あらむしろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらむしろ
(逆引き)
枕から見渡す畳の上、羽虫の影が点々としている下に、
倒屏風
(
さかさびょうぶ
)
が立ててあるのが、第一に与惣次の眼に入った。寝ている敷物はいつしか
荒筵
(
あらむしろ
)
に変っている。
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
荒筵
(
あらむしろ
)
でもあることか、死骸を包んだのは真新しい備後表、縛った縄は、荷造り用のたくましい麻縄です。
銭形平次捕物控:078 十手の道
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
荒筵
(
あらむしろ
)
を敷いてあるんでございますよ、そこらは一面に
煤
(
すす
)
ぼって、土間も
黴
(
かび
)
が生えるように、じくじくして、隅の方に、お神さんと同じ色の
真蒼
(
まっさお
)
な
灯
(
あかり
)
が、ちょろちょろと
点
(
とも
)
れておりました。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
荒筵(あらむしろ)の例文をもっと
(18作品)
見る
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
筵
漢検1級
部首:⽵
13画
“荒”で始まる語句
荒
荒野
荒唐無稽
荒磯
荒寥
荒涼
荒海
荒々
荒神
荒地
“荒筵”のふりがなが多い著者
林不忘
野村胡堂
国枝史郎
森鴎外
泉鏡花
岡本綺堂
寺田寅彦