“荒筵”の読み方と例文
読み方割合
あらむしろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枕から見渡す畳の上、羽虫の影が点々としている下に、倒屏風さかさびょうぶが立ててあるのが、第一に与惣次の眼に入った。寝ている敷物はいつしか荒筵あらむしろに変っている。
荒筵あらむしろでもあることか、死骸を包んだのは真新しい備後表、縛った縄は、荷造り用のたくましい麻縄です。
荒筵あらむしろを敷いてあるんでございますよ、そこらは一面にすすぼって、土間もかびが生えるように、じくじくして、隅の方に、お神さんと同じ色の真蒼まっさおあかりが、ちょろちょろとともれておりました。
湯女の魂 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)