“御榊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みさかき75.0%
おさかき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
燈明は一勺いっしゃくの油の作用であり、御榊みさかきはそこらにもある植物の一枝である。白い紙包みとて、中には、数箇の蕗のとうがあったに過ぎない。——物としてこれらをみれば物。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大いにお祭をし、大いにはたらけ、それが秀吉さまもおすきだぞ! とばかり、いまも本殿ほんでん御榊みさかきをひっかついで、ワーッと矢大臣門やだいじんもんへなだれてきたのは、やすらいおどりのひとかたまり。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御神前の御灯明みあかしをかがやかし、御榊おさかきささげなさい。道場にて、この者と、用事あるによって、人払いをいたすがよい」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)