“黒部”の読み方と例文
読み方割合
くろべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椎野しひの海軍中将、黒部くろべ陸軍少将、元群馬県知事名取なとりしゆん六氏、さかき予備主計監、総領事釜屋望かまやのぞむ氏、最後に浦川子爵と来賓一同が席に就く。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
黒部くろべを張った板の腰壁の、畳から三尺ばかり上ったところに小さな朽穴があいていて、そこからポーッと光が射しこんでいる。
顎十郎捕物帳:15 日高川 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
とにかく世界中にこんな美味いものはあるまいと迄伝えられる黒部くろべ川の岩魚が、ジジリ、ジジリと焼けて、その香が鼻を打つと、家にしあれば一升瓶だが
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)