“駄菓子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だがし76.2%
だぐわし23.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老猟師の家をたずねますと、ちょうどおりよく例のモンペ姿の老人が居あわせて、駄菓子だがしなどのならべてある店先へ出てきました。
妖怪博士 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
白は屠所の羊の歩みで、牽かれてようやくいて来た。停車場前の茶屋で、駄菓子だがしを買うてやったが、白はおうともしなかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
をどり周圍しうゐにはやうや村落むら見物けんぶつあつまつた。混雜こんざつして群集ぐんしふすこはなれて村落むら俄商人にはかあきんどむしろいて駄菓子だぐわしなし甜瓜まくはうり西瓜すゐくわならべてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
とはらぬのでかいげるのに邪魔じやまだから、其所そこ退いてれなんて威張ゐばらして、あと地主ぢぬしわかつて、有合ありあはせの駄菓子だぐわしして、機嫌きげんつたことなどである。