“駄菓子店”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だがしや50.0%
だぐわしみせ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門前にポッツリと一軒切りの田舎めいた駄菓子店だがしやがあって、おばあさんが店先でうつらうつらと日なたぼっこをしていたりした。
一寸法師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
暮の二十日はつか頃になると、玩具屋おもちゃや駄菓子店だがしや等までが殆ど臨時の紙鳶屋に化けるのみか、元園町の角には市商人いちあきんどのような小屋掛の紙鳶屋が出来た。
思い出草 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
たべものにけては、中華亭ちうくわていむすめはこ新栗しんぐりのきんとんから、町内ちやうない車夫しやふ内職ないしよく駄菓子店だぐわしみせ鐵砲玉てつぱうだままで、おもむきかいしないではかないかただから、おそ朝御飯あさごはん茶漬ちやづけで、さら/\。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かれはおしながこつそり蒲團ふとんしたいれれた煎餅せんべいかぢつたりして二三にちごろ/\してた。ころ駄菓子店だぐわしみせ滅多めつたかつたのでだけのことがおしなには餘程よほど心竭こゝろづくしであつたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)