駄菓子店だぐわしみせ)” の例文
たべものにけては、中華亭ちうくわていむすめはこ新栗しんぐりのきんとんから、町内ちやうない車夫しやふ内職ないしよく駄菓子店だぐわしみせ鐵砲玉てつぱうだままで、おもむきかいしないではかないかただから、おそ朝御飯あさごはん茶漬ちやづけで、さら/\。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かれはおしながこつそり蒲團ふとんしたいれれた煎餅せんべいかぢつたりして二三にちごろ/\してた。ころ駄菓子店だぐわしみせ滅多めつたかつたのでだけのことがおしなには餘程よほど心竭こゝろづくしであつたのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)