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だぐわし
ふりがな文庫
“
駄菓子
(
だぐわし
)” の例文
其
(
そ
)
の
踊
(
をどり
)
の
周圍
(
しうゐ
)
には
漸
(
やうや
)
く
村落
(
むら
)
の
見物
(
けんぶつ
)
が
聚
(
あつま
)
つた。
混雜
(
こんざつ
)
して
群集
(
ぐんしふ
)
と
少
(
すこ
)
し
離
(
はな
)
れて
村落
(
むら
)
の
俄商人
(
にはかあきんど
)
が
筵
(
むしろ
)
を
敷
(
し
)
いて
駄菓子
(
だぐわし
)
や
梨
(
なし
)
や
甜瓜
(
まくはうり
)
や
西瓜
(
すゐくわ
)
を
並
(
なら
)
べて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
とは
知
(
し
)
らぬので
貝
(
かい
)
を
揚
(
あ
)
げるのに
邪魔
(
じやま
)
だから、
其所
(
そこ
)
を
退
(
ど
)
いて
呉
(
く
)
れなんて
威張
(
ゐば
)
り
散
(
ち
)
らして、
後
(
あと
)
で
地主
(
ぢぬし
)
と
分
(
わか
)
つて、
有合
(
ありあは
)
せの
駄菓子
(
だぐわし
)
を
出
(
だ
)
して、
機嫌
(
きげん
)
を
取
(
と
)
つた
事
(
こと
)
などである。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
崖
(
がけ
)
の
上
(
うへ
)
の
觀音樣
(
くわんのんさま
)
には
茶店
(
ちやみせ
)
がありました。
密柑
(
みかん
)
やたまご 、
駄菓子
(
だぐわし
)
なんどを
並
(
なら
)
べて、
參詣者
(
おまへりびと
)
の
咽喉
(
のど
)
を
澁茶
(
しぶちや
)
で
濕
(
しめ
)
させてゐたそのおばあさんは、
苦勞
(
くらう
)
しぬいて
來
(
き
)
た
人
(
ひと
)
でした。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
苔
(
こけ
)
の生えた
鱗葺
(
こけらぶ
)
きの
屋根
(
やね
)
、
腐
(
くさ
)
つた土台、傾いた柱、
汚
(
よご
)
れた
板目
(
はめ
)
、
干
(
ほ
)
してある
襤褸
(
ぼろ
)
や
襁褓
(
おしめ
)
や、
並
(
なら
)
べてある
駄菓子
(
だぐわし
)
や
荒物
(
あらもの
)
など、
陰鬱
(
いんうつ
)
な
小家
(
こいへ
)
は不規則に限りもなく引きつゞいて
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
お
峯
(
みね
)
は
車
(
くるま
)
より
下
(
お
)
りて
开處此處
(
そここゝ
)
と
尋
(
たづ
)
ぬるうち、
凧紙風船
(
たこかみふうせん
)
などを
軒
(
のき
)
につるして、
子供
(
こども
)
を
集
(
あつ
)
めたる
駄菓子
(
だぐわし
)
やの
門
(
かど
)
に、もし三
之
(
の
)
助
(
すけ
)
の
交
(
ま
)
じりてかと
覗
(
のぞ
)
けど、
影
(
かげ
)
も
見
(
み
)
えぬに
落膽
(
がつかり
)
して
思
(
おも
)
はず
徃來
(
ゆきき
)
を
見
(
み
)
れば
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
其
(
その
)
夜
(
よ
)
與吉
(
よきち
)
は
南
(
みなみ
)
の
女房
(
にようばう
)
から
薄荷
(
はくか
)
の
入
(
はひ
)
つた
駄菓子
(
だぐわし
)
を二つばかり
貰
(
もら
)
つた。
裏
(
うら
)
の
垣根
(
かきね
)
から
桑畑
(
くはばたけ
)
を
越
(
こ
)
えて
歩
(
ある
)
きながら
與吉
(
よきち
)
は
菓子
(
くわし
)
を
舐
(
しやぶ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「えゝ、
情
(
なさけ
)
ねえ
奴等
(
やつら
)
だな」
爺
(
ぢい
)
さんは
捻
(
よ
)
り
掛
(
かけ
)
た
紙
(
かみ
)
を
棄
(
す
)
てた。
店先
(
みせさき
)
の
駄菓子
(
だぐわし
)
を
入
(
い
)
れた
店臺
(
みせだい
)
をがた/\と
動
(
うご
)
かす
者
(
もの
)
があつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“駄菓子”の解説
駄菓子(だがし)とは、茶席や贈答にも使われる高級菓子に対し、主に子供向けに製造販売される、安価な菓子のことである。
(出典:Wikipedia)
駄
常用漢字
中学
部首:⾺
14画
菓
常用漢字
中学
部首:⾋
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“駄菓子”で始まる語句
駄菓子屋
駄菓子店
駄菓子箱