-
トップ
>
-
店臺
読み方 | 割合 |
みせだい | 50.0% |
みせでえ | 50.0% |
卯平は
屹度ガラス
戸を
立て
店臺から
自分で
菓子をとつてやる。それでも
與吉は
菓子を
噛ぢりながら
側へは
寄らうともしなかつた。
店臺へは
暑い
頃には
蟻の
襲ふのを
厭うて四つの
足へ
皿や
丼の
類を
穿かせて
始終水を
湛へて
置くことを
怠らないのであつた。
「そんでも
店臺は四つ
足へ
何か
穿いてら、
土鍋に
片口に
皿だ、どれも/\
能く
打つ
缺けてらあ」
「さうぢやねえんだよ、
店臺自分で
歩き
出し
始まつたから
俺れ
抑めえた
處なんだよ」