“缺”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
82.8%
かけ5.2%
かゝ3.4%
かけら3.4%
かい1.7%
かき1.7%
1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髯の跡青く、受け口にて、前齒二本け落ちたり。右耳朶みゝたぶに小豆粒ほどの黒子あり。言葉は中國なまり。聲小にして、至つて穩かなり——
東屋氏は一層乗気になってヨットの床を調べはじめたが、やがて今度は狭いさんの間から、硝子瓶のかけらしいものを拾い上げて私に見せた。で私は
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
りたる事なれば其入用いりようにとかねてより貯へ置たり金子ありて貧苦ひんくの中にも失はざれば今度の支度に事かゝ此事このことはしもお光はまだ知ねば共に是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
昌黎しやうれいいろはげましてしかつていはく、かくごときは、そも/\如何いかなることぞと、うばつてこれれば、しな有平糖あるへいたうかけらごとくにして、あらず、うつくしきもゝ花片はなびらなり。たなそこおとせば、ハラハラとひざる。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
けれどもぼく故郷くに二萬石にまんごく大名だいみやう城下じやうかで、縣下けんかではほとんどふにらぬちひさまちこと海陸かいりくとも交通かうつう便べんもつとかいますから、純然じゆんぜんたる片田舍かたゐなか
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
かきはなはだこまり入が承まはれば其方に召仕めしつかふ吉之助とやらんは殊の外發明者はつめいものの由なり拙者方せつしやがた召使めしつかひたしとの事なるが何共迷惑めいわくに思ども主人のたのみなればいやとも云れずよんどころなく承知なし早々我家へ歸り女房にようばうにも此事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ねえかくおつえちやだぞう」與吉よきち懸念けねんしていふと
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)