“缺乏”のいろいろな読み方と例文
新字:欠乏
読み方割合
けつぼう40.0%
けつばう40.0%
けつばふ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其後そのご彼等は警官にわれて山深く逃げこもったが、食物はもあれ、女性の缺乏けつぼうということが彼等のあいだに一種の不足を感じたらしい。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
室内しつないの有樣に付きては口碑こうひ存せず。火をきしあとの他、實地じつちに就いての調査てうさも何の證をも引き出さず。余は茲に想像そうぞうを述べて此點に關する事實じじつ缺乏けつばうおぎなはんとす。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
しかいづれも發汗はつかんともなうてかつしたくちさわやかな蔬菜そさいあぢほつしないものはない。貧苦ひんくなやんでさうして蔬菜そさい缺乏けつばふかんじてるものは勘次かんじのみではない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)