“缺片”のいろいろな読み方と例文
新字:欠片
読み方割合
かけら71.4%
かけ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう駄目だとさとつた私は、二つに割れた石板せきばん缺片かけらかゞんで拾ひながら、最惡の場合に處する爲めに、勇氣をふるひ起した。時は來た。
だが、僕は、君があの証人と何か話合っている間に、あの芝草の中から、こいつを、このレコードの缺片かけらを、拾い上げたんさ。
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
やがあいちやんは其兩手そのりやうてきのこ缺片かけつてゐたのにがついて、おそる/\ふたゝびそれをはじめました、めは一ぱうを、それからほかはうかはる/″\めて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
目もすまにみつつくろき冬の土玻璃の缺片かけすら光りかへさず
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)