“菌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きのこ86.0%
きん8.0%
くさびら2.0%
たけ2.0%
キノコ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三尺もあろうかという木の筒桶(つつおけ)にバタと茶〔湯〕と塩を入れて、そうしてその筒桶に相当した棒の先を菌(きのこ)のような具合に円くして
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「ろくな所へ行きおらん、あんな、かんかん虫どもの集まッとる所へ行ったら、ペスト菌(きん)にとッつかれる。自体、何しに行ッたんじゃ」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
も一つ茸(きのこ)で、名も知らぬ、可恐(おそろ)しい、故郷(ふるさと)の峰谷の、蓬々(おどろおどろ)しい名の無い菌(くさびら)も、皮づつみの餡(あん)ころ餅ぼたぼたと覆(こぼ)すがごとく、袂(たもと)に襟に溢(あふ)れさして、山野の珍味に厭(あ)かせたまえる殿様が
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのために、狂的な経済的好況が、日本のブルジョア階級を、踊り菌(たけ)でも、食った人のように、夢中に止め度もなく踊り狂わせた。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
それを一の菌(キノコ)であると断じ、彼の松岡恕庵(じょあん)、小野蘭山は共にこれをクロコ(一名クロハチ、ジャクビ、ウシノカワダケ)に充(あ)て、岩崎灌園はこれをハイタケに充てている。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)