“菌類”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きのこるい66.7%
きんるい33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その茄子を菌類きのこるいの毒消しというのもその興奮性のためで、菌類の毒物はムスカリンという魔酔性だ。茄子の興奮性はちょうどそれを中和させる功があるに違いない。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
これを抛棄ほうきしたということはありえぬように思われますがとにかくに孤独なる山人には火を利用した形跡なく、しかも山中には虫魚鳥小獣のほかに草木の実と若葉と根、または菌類きのこるいなどが多く
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
中世の文書に見えまた地名に多い田代たしろという語なども、やはり田を作る予定地のことらしい。菌類きんるいの毎年多く採れる場処も、中部の田舎いなかではもっぱらシロと謂っている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)