“きのこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:キノコ
語句割合
39.9%
33.8%
25.0%
0.7%
0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これきのこなればこそ、もまはさずに、じつとこらへてわたしにははなさずにかくしてた。
くさびら (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
馬もなければ、駕籠もない。槍も、先箱もない。ただ真黒な縦隊に、笠だけがきのこ簇生ぞくせいしたように続いている。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
おそ夏の一日、私が奥社に詣でたとき、逆川のほとりの茶店に、新聞紙の上に一杯黄色い小さなきのこを干しているのを見た。
月夜のあとさき (新字新仮名) / 津村信夫(著)
「戸隠では、きのこと岩魚に手打蕎麦」私がこのように手帖に書きつけたのは、善光寺の町で知人からきかされたのによる。
月夜のあとさき (新字新仮名) / 津村信夫(著)
さて葉切り蟻がきのこを栽培せる様子はだいたい上述のごとくであるが、これはよく考えてみると、実に驚くべきことである。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
石灯籠の下にある草柘植くさつげを少し離れて、名も知らない小さなきのこが二かたまり生えているのが眼についた。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
このちいさなまどからふうがはりないぬしゝだの、奇躰きたいきのこだの、不思議ふしぎさるだの
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
つりをしてひとがおもしろさうだとさうおもつたりなんぞしたのが、此節このせつじやもうたゞへんきのこ
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
二人は高札場の番屋へ寄つて、切られた髷を見せて貰ひました。淺ましくも竹笊たけざるへ、みにくきのこのやうに入れたのが、ざつと二十もあるでせう。