“じよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ジヨウ
語句割合
滋養25.0%
15.4%
9.6%
5.8%
5.8%
5.8%
3.8%
3.8%
自用3.8%
1.9%
1.9%
1.9%
寺用1.9%
時様1.9%
時要1.9%
1.9%
1.9%
1.9%
1.9%
餌養1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不思議だろう! こんな泥みたいなかたまりから芽が出て来て、それからまた子を産むんだ、そしてそれが人間の口に這入って滋養じようになるんだ。
しかしながらかれはつく/″\と忌々敷いま/\しその心持こゝろもちじゆくしてながら自分じぶんまたきよじようずることをあへてするのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
然し検非違使でゞもあれば兎に角、検非違使の別当は参議以上であるから、無位無官の者が突然にそれを望むべくは無い。して見れば検非違使の佐かじようかを望んだとして解すべきである。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
そのあとでイザナギの命が「ほんとうにうつくしいおじようさんですね」といわれました。
又曰、(五雑組おなじつゞき)恵王けいわうわたりいつすんたま前後車をてらすこと十二じようの物はむかしの事、今天府みかどのくらにも夜光珠やくわうのたまはなしと明人みんひと謝肇淛しやてうせつ五雑組ござつそにいへり。
諸国のすけかみじようやは、騒乱を鎮める為に戮力りくりよくせねばならぬのであるが、元来が私闘で、其の情実を考へれば、あながち将門を片手落に対治すべき理があるやうにも思へぬから
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
しかしてみづかべんじてはるゝは、作者さくしや趣意しゆいは、殺人犯さつじんはんおかしたる人物じんぶつは、その犯後はんごいかなる思想しそういだくやらんとこゝろもちひて推測おしはか精微せいびじよううつして己が才力を著はさんとするのみと。
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
にはかきびすかへして急げば、行路ゆくての雲間にふさがりて、咄々とつとつ何等なんらの物か、とまづおどろかさるる異形いぎよう屏風巌びようぶいは、地を抜く何百じよう見挙みあぐる絶頂には、はらはら松もあやふ立竦たちすくみ、幹竹割からたけわり割放さきはなしたる断面は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
其方そちは感心な奴だと常々兄上もめていらっしゃる、主用しゅようがなければ自用じようを足し、少しも身体にすきのない男だと仰しゃっている、それに手前は国に別段親族みよりもない事だから、当家が里になり
かれときとしては主人しゆじんのうつかりしてくらから餘計よけいこめはかして、そつとかくしていてよる自分じぶんいへつてることがあつた。それもわづか二しようか三じようぎない。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれあき大豆打だいづうちといふばんなどには、唐箕たうみけたりたはらつくつたりするあひだに二しようや三じよう大豆だいづひそかかくしていておしなうちつてつた。さうして豆熬まめいりかじつては夜更よふけまではなしをすることもあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ひとたびこのところ決潰けつかいせむか、じようはなの町は水底みなそこの都となるべしと、人々の恐れまどひて、おこたらず土をり石をせて堅き堤防を築きしが、あたかも今の関屋せきや少将の夫人姉上十七の時なれば
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「いいえ、おまえさんをつれてゆくことなどはできません。はやく、おかえりなさい。」と、おじようさんは、迷惑めいわくそうにいって、さっさとあちらへいってしまいました。
海からきた使い (新字新仮名) / 小川未明(著)
玄「いやア、鳶頭、まあ何卒どうぞ此方こちらへ誠にうも御無沙汰をして済まぬ、ちょっとお礼かた/″\お訪ね申さんければならぬのじゃが、何分にも寺用じように取紛れて存じながら大きに御無沙汰を……」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ファウスト、メフィストフェレス上品にして目立たざる時様じようの粧をなし、二人皆ひざまずけり。
多くの歳月とをもってようやくその民情に適し、その時要じように応ずるだけを継受することが出来るものである。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
女性じよせい無邪氣むじやきなる輕薄けいはくわらひ、さら一旦いつたんあたへたる財貨ざいか少娘こむすめ筐中きようちうよりうばひて酒亭一塲しゆていいちじやう醉夢すいむするのじようかしめついふたゝ免職めんしよくになりしこと
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
ハワイ土人どじんはこれをパホエホエしきんゐでゐる。こーくすじよう鎔岩ようがん中央火口丘ちゆうおうかこうきゆうから噴出ふんしゆつせられて、それ自身じしん形體けいたいげてくことがおほい。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
には襤褸ぼろげさせいゑとては二じよう此樣こん犬小屋いぬごや世間せけんたいから馬鹿ばかにされて別物べつものにされて、よしや春秋はるあき彼岸ひがんればとて、隣近處となりきんじよ牡丹ぼたもち團子だんごくばあるなか
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
又本草綱目引く所の食療本草で、皆じように作つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
拝啓、小生は小鳥類を餌養じようし、籠中ろうちゅうに運動し、余念なく時節につれて囀啼てんていするを見聞し、無上の快事といたしおりそうろう
妖怪報告 (新字新仮名) / 井上円了(著)