“丈(じよう)” の例文
小(せう)は四五尺(しやく)より大(だい)は二三丈(じよう)位(ぐら)いの數※(すうまん)の沙魚(ふか)が、群(ぐん)をなして我(わが)端艇(たんてい)の周圍(まわり)に押寄(おしよ)せて來(き)たのである。
卒(にはか)に踵(きびす)を回(かへ)して急げば、行路(ゆくて)の雲間に塞(ふさが)りて、咄々(とつとつ)、何等(なんら)の物か、と先(まづ)驚(おどろ)かさるる異形(いぎよう)の屏風巌(びようぶいは)、地を抜く何百丈(じよう)と見挙(みあぐ)る絶頂には、はらはら松も危(あやふ)く立竦(たちすく)み、幹竹割(からたけわり)に割放(さきはな)したる断面は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)