じよう)” の例文
せうは四五しやくよりだいは二三じようぐらいの數※すうまん沙魚ふかが、ぐんをなしてわが端艇たんてい周圍まわり押寄おしよせてたのである。
にはかきびすかへして急げば、行路ゆくての雲間にふさがりて、咄々とつとつ何等なんらの物か、とまづおどろかさるる異形いぎよう屏風巌びようぶいは、地を抜く何百じよう見挙みあぐる絶頂には、はらはら松もあやふ立竦たちすくみ、幹竹割からたけわり割放さきはなしたる断面は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)