“居丈高”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いたけだか83.3%
ゐたけだか5.6%
ゐだけだか5.6%
ゐだけだが5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋上には、たいてい初冬の荒い風がひとりで居丈高いたけだかけめぐっていたが、閑静でもあったし、晴れた日には日当りがよかった。
煙突 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
客を送り出でて満枝の内に入来いりきたれば、ベッドの上に貫一の居丈高ゐたけだかに起直りて、痩尽やせすがれたるこぶしを握りつつ、咄々とつとつ、言はで忍びし無念に堪へずして、ひと疾視しつしひとみこらすに会へり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あがれ、あがれ。百姓ひやくしやう町人ちやうにん同船どうせんならん。』と、居丈高ゐだけだかになつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
如何でも女房に爲ねば成らぬと居丈高ゐだけだが辯舌べんぜつするど演立のべたてたるの當然に忠兵衞は一も出ず首を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)