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居丈高
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いたけだか
ふりがな文庫
“
居丈高
(
いたけだか
)” の例文
屋上には、たいてい初冬の荒い風がひとりで
居丈高
(
いたけだか
)
に
駈
(
か
)
けめぐっていたが、閑静でもあったし、晴れた日には日当りがよかった。
煙突
(新字新仮名)
/
山川方夫
(著)
これを懐へ入れて置いたのが、立上る
機勢
(
はずみ
)
にドサリと落ちたから番頭はこゝぞと思って右の巾着を
主婦
(
あるじ
)
の前へ突付けたり、
鳶頭
(
かしら
)
にも見せたりして
居丈高
(
いたけだか
)
になり
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「それ丈けではない。もっと確かな証拠がある」波越氏はここぞと
居丈高
(
いたけだか
)
になって、「これを見るがいい。この金色のおもちゃは、君の
行李
(
こうり
)
の中から発見されたのだ」
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
と、獣のように大きな悲鳴をあげた怪人に、
却
(
かえ
)
って愕かされた署長は、興奮して
居丈高
(
いたけだか
)
に呶鳴った。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
かかる際にも師直は父の権威を傷つけまいとするように、
居丈高
(
いたけだか
)
になって罵った。
小坂部姫
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
愛吉しゃッきりと堅くなって、
居丈高
(
いたけだか
)
。腕を
突揃
(
つッそろ
)
えて、
畏
(
かしこ
)
まって
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
朝吉は
居丈高
(
いたけだか
)
でした。この筆法には馴れているのでしょう。
銭形平次捕物控:349 笛吹兵二郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
といって慢心和尚が
居丈高
(
いたけだか
)
に叱ると兵馬は
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
Kはちょっと
居丈高
(
いたけだか
)
になってきいた。
審判
(新字新仮名)
/
フランツ・カフカ
(著)
すると女は、急に
居丈高
(
いたけだか
)
になって
次郎物語:03 第三部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
彼は急に
居丈高
(
いたけだか
)
になって
三浦右衛門の最後
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「ぼくは、
居丈高
(
いたけだか
)
な気持ちになることがきらいなんだ」
演技の果て
(新字新仮名)
/
山川方夫
(著)
「何と申す!」三太夫は驚きながらも
居丈高
(
いたけだか
)
。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
血気の彼は
居丈高
(
いたけだか
)
になって兄に迫った。
鳥辺山心中
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
彼は
居丈高
(
いたけだか
)
に呶鳴りつけた。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
丈
常用漢字
中学
部首:⼀
3画
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
“居丈”で始まる語句
居丈