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『演技の果て』
ふりがな文庫
『
演技の果て
(
えんぎのはて
)
』
日ざかりは光が眩しかったが、いつのまにかなまあたたかい初夏の宵にかわっていた。かすかな風も出てきて、街路を歩いて行き、見上げるとまだビルの上にうす青い晴れた空がのこっていた。 「すてきだったわ、今日は」私が足をとめると、つれの女は腕をときな …
著者
山川方夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文学界」1958(昭和33)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間9分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間54分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
沢山
(
えっと
)
拱
(
こまね
)
鼾
(
いびき
)
偲
(
しの
)
赧
(
あか
)
爆
(
は
)
洟
(
はな
)
泥濘
(
ぬかるみ
)
欠伸
(
あくび
)
梔子
(
くちなし
)
拳
(
こぶし
)
怺
(
こら
)
性質
(
たち
)
廂
(
ひさし
)
声音
(
こわね
)
喪
(
うしな
)
喘
(
あえ
)
呼吸
(
いき
)
合羽
(
かっぱ
)