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洟
ふりがな文庫
“洟”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はな
80.0%
ぱな
11.7%
はなみず
2.8%
みづばな
2.1%
ばな
2.1%
みづはな
0.7%
はなみづ
0.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はな
(逆引き)
夜は夜で、君の雑誌だの本だのを読みふけって、大事な時間をつぶしたものだ。——今じゃそんなもの、
洟
(
はな
)
も引っかけやしないがね。
ワーニャ伯父さん:――田園生活の情景 四幕――
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
洟(はな)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ぱな
(逆引き)
鼻はこする、水っ
洟
(
ぱな
)
はかむ。笊の中は掻きまわす。嗅いで見る。おくびはする。
穢
(
きた
)
ならしいの、
厭
(
いや
)
らしいのといったらないのだ。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
洟(ぱな)の例文をもっと
(17作品)
見る
はなみず
(逆引き)
手の甲で
洟
(
はなみず
)
をふいている者、別れを惜しんで悲しげな者、それかと思うと、二三人の男達はこんな会話を交していた。
親方コブセ
(新字新仮名)
/
金史良
(著)
洟(はなみず)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
みづばな
(逆引き)
博士はフロツクコオトの隠しから皺くちやな
手帛
(
はんかち
)
を取出して、一寸
洟
(
みづばな
)
をおし
拭
(
ぬぐ
)
うた。そして
例
(
いつも
)
の几帳面な調子で
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
洟(みづばな)の例文をもっと
(3作品)
見る
ばな
(逆引き)
腰は二
重
(
え
)
に崩れ、
咳
(
せ
)
いたり痰を吐いたり、水
洟
(
ばな
)
をすすり上げたり、
涎
(
よだれ
)
を流したり老醜とはこのことかむしろ興冷めてしまったが、何れにしても怪しい。
猿飛佐助
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
洟(ばな)の例文をもっと
(3作品)
見る
みづはな
(逆引き)
老人は京の
底冷
(
そこびえ
)
に、風邪でも引いたかして、泡のやうな
洟
(
みづはな
)
を
啜
(
すゝ
)
つてゐたが、ふと自分が今通りかゝつてゐるのは、婦人溜所の前だなと気が
注
(
つ
)
くと、ひよいと
歩
(
あし
)
をとめてその方へ振向いた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
洟(みづはな)の例文をもっと
(1作品)
見る
はなみづ
(逆引き)
こんな風な言葉が
辺
(
あた
)
りから取り交はされた。久米氏の眼からは涙が流れた。鼻からは
洟
(
はなみづ
)
が流れた。口からは
涎
(
よだれ
)
が流れた。美術批評家の最期は、こんなに惨めで、こんなに滑稽なものかと思はれた。
茶話:06 大正十一(一九二二)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
洟(はなみづ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“洟(
鼻水
)”の解説
鼻水(はなみず)は、鼻から出る流動性あるいは半流動性の液体。鼻汁・洟(はな)ともいう。
また、鼻水から水分が抜け固体となったものを鼻糞(はなくそ)という。
(出典:Wikipedia)
洟
漢検1級
部首:⽔
9画
“洟”の関連語
鼻汁
鼻提灯
“洟”を含む語句
水洟
洟垂
鼻洟
洟水
洟汁
手洟
青洟
洟紙
水鼻洟
洟打去
青洟垂
“洟”のふりがなが多い著者
吉川英治
ニコライ・ゴーゴリ
槙本楠郎
山川方夫
小山清
佐左木俊郎
薄田泣菫
谷譲次
梅崎春生
林不忘