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洟
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ばな
ふりがな文庫
“
洟
(
ばな
)” の例文
腰は二
重
(
え
)
に崩れ、
咳
(
せ
)
いたり痰を吐いたり、水
洟
(
ばな
)
をすすり上げたり、
涎
(
よだれ
)
を流したり老醜とはこのことかむしろ興冷めてしまったが、何れにしても怪しい。
猿飛佐助
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
おもんはこう、水
洟
(
ばな
)
をすすりながら言って、台所へ戻った。これから、彼女も稲を
扱
(
こ
)
かなければならなかったのだ。
山茶花
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
水
洟
(
ばな
)
を
啜
(
すす
)
り啜り僅かな銭をせびるんだ、どんなに僅かでもまだ小僧の身には痛かった、けれども
厭
(
いや
)
じゃあなかった、店を閉めたあとの買食いはお
店者
(
たなもの
)
の楽しみの一つになっている
金五十両
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“洟(
鼻水
)”の解説
鼻水(はなみず)は、鼻から出る流動性あるいは半流動性の液体。鼻汁・洟(はな)ともいう。
また、鼻水から水分が抜け固体となったものを鼻糞(はなくそ)という。
(出典:Wikipedia)
洟
漢検1級
部首:⽔
9画
“洟”を含む語句
水洟
洟垂
鼻洟
洟水
洟汁
手洟
青洟
洟紙
水鼻洟
洟打去
青洟垂