“青洟”の読み方と例文
読み方割合
あおばな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みんなもいっている。わしだけの言葉じゃない。御加増になっても、貴さまはまだおれの下役だぞ。……洲股城すのまたじょうにおった頃、貴さまは青洟あおばな
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五尺八寸のノッポで、顔はうすのようにでっかく、二十八歳で青洟あおばなを二本垂らそうという抜群さ。
……あたしが手を合せてたのんだとき、そいつをきいてくれてたらこんな羽目にはならなかったんだ。善因善果、悪因悪果、早く絞首台へ追いあげられて、青洟あおばなをたらして往生しろ。
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)