“あおばな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青洟75.0%
青涕12.5%
青鼻汁12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五尺八寸のノッポで、顔はうすのようにでっかく、二十八歳で青洟あおばなを二本垂らそうという抜群さ。
村あってより見たこともないおびただしい車の入来じゅらいに眼を驚かした村の子供が、草履ぞうりばた/\大勢おおぜい縁先えんさきに入り込んで、ぽかんとした口だの、青涕あおばなの出入する鼻だの、驚いた様な眼だのが
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
青鼻汁あおばなをズルズル云わせた、百姓づらの小せがれ共に、まるで、何か珍しい見せ物でもある様に覗きこまれた時、その世にも滑稽な景色を想像すると、彼は一層不安にも、腹立たしくもなるのでした。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)