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手洟
ふりがな文庫
“手洟”の読み方と例文
読み方
割合
てばな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てばな
(逆引き)
その為に敢然正筆を使うと、——彼は横を向くが早いか、真紅に銀糸の
繍
(
ぬい
)
をした、美しい袖を
翻
(
ひるがえ
)
して、見事に床の上へ
手洟
(
てばな
)
をかんだ。
上海游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
俺
(
お
)
らおめえ、
手洟
(
てばな
)
はかまねえよ」といつたりがら/\と
騷
(
さわ
)
ぎながら、
笑
(
わら
)
ひ
私語
(
さゝや
)
きつゝ、
濡
(
ぬ
)
れた
手
(
て
)
を
前掛
(
まへかけ
)
で
拭
(
ふ
)
いて
再
(
ふたゝ
)
び
飯
(
めし
)
つぎを
抱
(
かゝ
)
へた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
その片方の男は遊び人ふうで、年も女より五つ六つ若く、ちんと
手洟
(
てばな
)
をかむところなどはなかなかあくぬけがしていた。
赤ひげ診療譚:06 鶯ばか
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
手洟(てばな)の例文をもっと
(18作品)
見る
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
洟
漢検1級
部首:⽔
9画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭
“手洟”のふりがなが多い著者
金史良
吉川英治
黒島伝治
山本周五郎
長塚節
久生十蘭
芥川竜之介
坂口安吾
宮本百合子