赤ひげ診療譚あかひげしんりょうたん06 鶯ばか06 うぐいすばか
俗に「伊豆さま裏」と呼ばれるその一帯の土地は、松平伊豆守の広い中屋敷と、寛永寺の塔頭に挾まれて、ほぼ南北に長く延びていた。表通りには僅かばかりの商店と、花やあか桶を並べた寺茶屋があるほかは、商家のつつましい隠宅とか、囲い者、かよい番頭などの …
作品に特徴的な語句
げん はな ぎり どき おも そそのか だな ふり 銀杏ぎんなん 仇敵きゅうてき こび なまめ たな こす くら のん まば あつ きびす 道伴みちづ いささ 些細ささい あだ そば 傲慢ごうまん さじ ひる 半刻はんとき かえ 参詣さんけい 口書くちがき あき つぶや うめ 呼吸いき とが すす のど 嗚咽おえつ 嘔吐おうと さえず ささや はや 土瓶どびん へい 塔頭たっちゅう 大洗おおあらい 天床てんじょう 太腿ふともも 妄想もうそう 嫉妬しっと かかあ 孝庵こうあん 安堵あんど とが 尖端せんたん 屑屋くずや かば 弥助やすけ うら おび 愛嬌あいきょう なぐさ あわ 我儘わがまま 手洟てばな こぶし 挙措きょそ 挨拶あいさつ はさ てのひら そろ 提灯ちょうちん 暖簾のれん 朱引しゅび おけ 此処ここ ゆが 死躰したい こわ あわ 温和おとな 湯灌ゆかん たま
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