“挙措”のいろいろな読み方と例文
旧字:擧措
読み方割合
きょそ74.1%
ものごし18.5%
きよそ7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……汀はさすがに部屋から出なかったが、藤六は炉端へ出て人々の話を聴きながら、いつも眼はその老人の挙措きょそに見いっていたのである。
足軽奉公 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
キラキラした髪……挙措ものごし恰好かっこう……ちらと横から見た、睫毛まつげの長い……優しいおとがい……決して決して、私の幻覚や見誤りなぞでは、ないのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
言語げんぎよには尋常女子の敢て口にせざることばがあり、挙措きよそには尋常女子の敢て作さざる振舞があつた。たかはつねに磯野勝五郎、小野富穀ふこくともがらと酒を飲んで快談した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)