“きよそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
挙措40.0%
擧措40.0%
着裝20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、この婦人の態度なり、挙措きよそなりが、少しも自分の息子の死を、語つてゐるらしくないと云ふ事である。眼には、涙もたまつてゐない。声も、平生の通りである。
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
杉山先生は若かつたが、中學校の先生には稀に見る程の温かな人格者で、而も深い學識を持ちながら淡々たる擧措きよそが一同の敬愛の的となつてゐた。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
美しき衣着裝きよそひて、出張りたる窓に立てるは、山のあなたより來し異國人ことくにびとなるべし。街の側には、おのがじし飾り繕ひたる人の波打つ如く行くあり。