“きょそ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:キョソ
語句割合
挙措100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平静な時は読書に一日を費しているが、挙措きょそ動作が何処やら異っているので警戒しなくてはならないと見られた。
芳川鎌子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
水城みずきの戸を出れば、われ先きに箱崎の津へと必死になって落ちて行く。宮中の礼儀も、挙措きょその優雅もあったものではない。そして強風を交えた豪雨である。
四歳の頃よりまいを習いけるに挙措きょそ進退の法おのずから備わりてさす手ひく手の優艶ゆうえんなること舞妓まいこも及ばぬほどなりければ、師もしばしば舌を巻きて、あわれこの
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)