“優艶”のいろいろな読み方と例文
旧字:優艷
読み方割合
ゆうえん75.0%
やさし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四歳の頃よりまいを習いけるに挙措きょそ進退の法おのずから備わりてさす手ひく手の優艶ゆうえんなること舞妓まいこも及ばぬほどなりければ、師もしばしば舌を巻きて、あわれこの
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「ピアノ四重奏曲=第二番イ長調(作品二六)」はさらに優艶ゆうえんで、ビクターに入っているゼルキン(ピアノ)、ブッシュ(ヴァイオリン)、ドクトル(ヴィオラ)
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
ぷんと匂う香料の香や「乳母ばあや」と呼んで振り返ったその態度とりなし優艶やさしさには言葉に尽くせない品がある。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)