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優婉
ふりがな文庫
“優婉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ゆうえん
64.7%
しとやか
11.8%
あでやか
5.9%
いうえん
5.9%
たおや
5.9%
やさ
5.9%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうえん
(逆引き)
「
嵯峨
(
さが
)
や
御室
(
おむろ
)
」で
馴染
(
なじみ
)
の「わたしゃ都の島原できさらぎという
傾城
(
けいせい
)
でござんすわいな」の名文句から思い出の
優婉
(
ゆうえん
)
な想像が全く破れる。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
優婉(ゆうえん)の例文をもっと
(11作品)
見る
しとやか
(逆引き)
婚約のある情人を訪れようとして息をはずませながら、しかも
優婉
(
しとやか
)
さを失わずにやって来たようなこの婦人を見たことは何を見たにも
勝
(
まさ
)
って、沈んだ思を捨吉に与えた。
桜の実の熟する時
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
優婉(しとやか)の例文をもっと
(2作品)
見る
あでやか
(逆引き)
彼を綺羅な一室に
擒
(
とりこ
)
にしてから滅多に訪れて来ることもなく、また広い屋敷うちなので、
優婉
(
あでやか
)
な姿を庭先に見せることも極めて稀であった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
優婉(あでやか)の例文をもっと
(1作品)
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いうえん
(逆引き)
けんらん
優婉
(
いうえん
)
な藤原文化が現出したのでありまして、四世紀間も戰爭もなく、一つ國の人間が暮らして來たといふことは、西洋史にも、中華の歴史にもみないことですから、藤原文化といふものには
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
優婉(いうえん)の例文をもっと
(1作品)
見る
たおや
(逆引き)
その肩に藤の花を
担
(
にな
)
わせたら、大津絵の藤娘になりそうな——と人々はその
優婉
(
たおや
)
かな姿が、あしたからここに見られないのを惜しんだ。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
優婉(たおや)の例文をもっと
(1作品)
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やさ
(逆引き)
優婉
(
やさ
)
しいうちにも、どことなく
毅然
(
しやん
)
としたところが有る。斯う銀之助は考へて、
奈何
(
どう
)
友達のことを切出したものか、と思ひつゞけて居た。間も無くお志保は奥の方から出て来た。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
優婉(やさ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“優婉”の意味
《名詞》
優婉(ゆうえん)
優しく淑やかである、または美しいこと。
(出典:Wiktionary)
優
常用漢字
小6
部首:⼈
17画
婉
漢検1級
部首:⼥
11画
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