“きかざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
着飾66.7%
著飾13.3%
着装6.7%
着裝6.7%
着餝6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さゝ、ヂュリエットをおこして、着飾きかざらせい。おれてパリスどのに挨拶あいさつせう。……さゝ、いそげ/\。婿むこどのは最早もうせたわ。いそいそげ。
著飾きかざりて馬来マレー女の跣足はだしかな
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
一個ひとりの壮年入り来たり炉の傍の敷居に腰かけぬ、彼は洗濯衣を着装きかざり、すそを端折り行縢むかばきを着け草鞋わらじをはきたり、彼は今両手に取れる菅笠すげがさひざの上にあげつつ、いと決然たる調子にて
空家 (新字新仮名) / 宮崎湖処子(著)
勤め人らしい男は、小さな子を抱いてゐて、晴着を着裝きかざつた女は、裾を端折はしよつて傘の柄を苦しげに握つてゐた。
(旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
いとはず出歩行であるくのみかむすめくまにも衣類いるゐの流行物櫛笄くしかうがひ贅澤ぜいたくづくめに着餝きかざらせ上野うへの淺草あさくさ隅田すみだはな兩國川りやうこくがは夕涼ゆふすゞみ或は芝居しばゐかはと上なきおごり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)